Lenovo Thinkbook 14 Gen3

 ノートPCを新調した。

購入したのは「Lenovo Thinkbook 14 Gen3」。
Ryzen最新のZEN3アーキテクチャのCPU を搭載した製品だ。

Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 11

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 11

欲しいモバイル用ノートPC

 今度ノートPCを買うならば、14インチのフルHD搭載機で、重量は1.5kg以下、有線LANを持ち、CPUはAMDならRyzen5、INTELならCore i5以上欲しいと考えていた。
 モバイル用途なので持ち運び性+老眼の目にも優しい画面サイズ、の最大公約数が14インチ。 もちろん値段次第では考えるが、ギリ13.3インチは却下だった。 重さに関しても軽ければ軽いほどいいが、価格と重さは反比例するので、ここは価格との相談。 大体が車での移動になるので、1.5kg程度であれば何とか許容できる重さ。

もちろん車の移動と言っても駐車場からはカバンに入れての移動なので15.4インチ等はちと厳しい。(場合によっては階段の上り下りや、駐車場から長い距離歩くとか)

CPUも自分の使い方ならばRyzen3やCore3でも十分だとは思うが、長く付き合う前提ならば、より高いグレードのCPUが望ましい。

Lenovo Thinkbook14 Gen3

 Lenovoの直販サイトでの購入で、AMD Ryzen5 5600U/DDR4-PC3200 8GB/1TB HDD/1.4kg というスペックで52,800円。 今どき「1TB HDD」とはバランスが悪い、と感じるが、この部分はわざわざカスタムして256GB SSDから1TB HDDへ変更している。 52,800円という価格を実現する為だ。 足りないスペック(メモリ・記憶領域)は増設・換装する前提のスペックダウン・カスタム。

 Lenovoのモバイル(ビジネス系)ノートPCと言えば、ThinkPadだろう。(自分の中では)
Thinkbookはそれの廉価版、でいいのかな、位置付けとしては。 同等機能・性能を持つIdeapadという製品群もあるが、そちらはおそらく主にコンシューマー向け。 性能的なスペックはThinkbookと同等なのだが、ただ一点「有線LANが無い」点が自分的にはダメ。

 DELLで言うところの「Vostro」のポジションが「Thinkbook」で、「Inspiron」のポジションが「Ideapad」というところか。(余計分かりづらいか)

このThinkbook 14 Gen3の決め手は、

  • 14インチフルHDに1.4kgという(ギリギリ)モバイルokな重さで、
  • CPUに6コア12スレッドなRyzen5 5600U(ZEN3!) という高性能なCPUを積み、
  • メモリも1スロットの空きがあり、(増設OK!)
  • M.2の換装もOK(2.5インチのスペースもある!)
  • 一番のポイントは有線LANを装備しているところ
    仕事柄どうしても有線LANが欲しいので、ここは重要だった。

と、欲しいスペックを満たしながら、この価格を実現しているところがバッチリだった。
この価格帯での対抗馬には、先に挙げたDELLが来る。 有線LANの14インチのVOSTRO機もあるが、なんか最近は価格が少し上がってしまった。

ネットで、カスタムすれば¥52,800で購入出来るという今回の情報を得て、そのまま購入に至った。

購入画面では《納期3ヶ月》と信じられない数字が表示されていたが、そんなに急いだ購入では無かったので、気長に待つことにして購入に至った。(まぁ早まるだろうという思いもあった)

そして、届いたのが3月の初め。 注文からほぼ1ヶ月での到着となった。

Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 12

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 12

初期セットアップ

 電源オンからのWindows11のセットアップ。

Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 02

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 02

 実は、これが初めてのWindows11。 β版を含めて一回も触ったことが無かった。
初期セットアップは、Windows10のを何度もやっている身からすると流れに大きな違いは感じられなかった。 一点を除けば。

『初期設定時のアカウントがMicrosoftアカウント一択になっている。』

Windows10もMicrosoftアカウント推奨だったが、ネットに繋がなければローカルアカウントでのセットアップがOKだったが、今回からはそれが無くなっている。 初期セットアップにネットにつなぐのが必須になっているみたい。 基本、これまでずっとローカルアカウントでの使用だったので、最初のMicrosoftアカウントでサインインしなきゃならない件は頂けないが、儀式と思ってこなした。 (ネットでは回避方法も上がっていたが、今回は通常のセットアップで進めた。)

 

Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 03 初期セットアップ完

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 03 初期セットアップ完


HDDという事もあり、最新機にしては遅いセットアップを終えたら、USBメモリへ回復ドライブを作成する。

作成後、ささっとシャットダウンした。

M.2 SSDへ換装、とメモリの増設

 Lenovoから「発送しました」メールを受け取ったのが、2/19(土)。 2/6に注文入れたので、約2週間での発送となる。 電子部品が足りないと言われている折、思いのほか早い発送だ。 《納期3か月》というのはいい意味で裏切られた。

  • M.2 SSD<写真左>
    SSDは手持ちのTranscendの512GB を使う。 本SSDはメインのデスクトップ機のシステム用SSDとして2019年9月頃に購入したもの。 が、しかし既に2年半が経過するも封はされたまま。 その間メイン機は2.5インチSSDのまま。 取り敢えず、メイン機は困ってないのでThinkbookの方に使う事にした。
  • メモリ<写真右>
    このメールを受信してからすぐにメモリを注文した。 CrucialのPC4-3200 SO-DIMM製品で8GB 1枚で3,980円。 これで標準8GBと合わせて計16GBとなる。 メモリ容量もそうだが、デュアルチャンネルになることでシステム性能も底上げされる。 特にグラフィックス搭載の5600Uはメモリアクセスがキモ。 これでバッチリダ。(まぁ、ゲーム等やらないから体感できるほどじゃないとは思うが)
Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 04 メモリとSSD

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 04 メモリとSSD

 Thinkbook14を裏返し、手前(パームレスト側)の4本ネジを外す。 その他のネジは完全には外せないようになっているので、回せるところまで回したら、あとは裏蓋を開ける。 隠しネジ等は無いので、素直に見えてるネジだけを外せばいい。
 毎度そうだが、新品のノートPCの裏蓋を開けるのは緊張する。 最初は裏蓋の間に爪をはめ込んで外そうとしたが、爪が剝がれそうなのでやめて、養生テープを貼り、腕時計の裏蓋を外す工具(電池交換の為に購入してあった)を使って、傷がつかないように慎重にバキバキいわせながら外した。

 で、外したのが下記。

Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 05 裏側

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 05 裏側

 左下の赤い枠がHDDが収まっている場所。 HDDは撤去なのでサクッと外す。
外した後のケーブル類はテープ等で固定し、ネジもテープで固定しとく。(別場所に保管すると行方不明になる可能性大)

 中央上よりの青い枠線の場所がメモリスロット。 もう既に装着済みだが、ここは薄いアルミ?の箱みたいので覆われている。 この箱は軽く引っかけられているだけなので、周りを確認しながら外す。 外した後にメモリを増設する。

 左上の黄色い枠線の箇所がM.2 SSDの収まるところ。 ここもTranscendのSSDを装着して、裏蓋を閉じる。

M.2なSSDへのデータ移行

 SSDへの換装にあたってOS含めたデータ移行は、これまではフリーのクローンソフトを使っていた。
しかし、昨今フリーのソフトではSSD丸ごとクローンをサポートしないモノが増えてきた。
Century製「これDo台」というSATA同士ならHW的にクローンを実施する機器も持ってはいるが、SATA同士に限る。 M.2も変換コネクタをかませば行けるかもしれないが、通販だとまた時間がかかる。

 リカバリメディアは付属しない昨今のPCで、回復ドライブの作成はすぐにやるつもりだったので、それならばって事で、初めての回復ドライブからのSSD移行をやってみた。 回復ドライブを使うメリットは

  1. 買ったばかりの初期状態からの移行なので、ちょうどいい
  2. どっちみち回復ドライブは作成する予定だったので、ちょうどいい
  3. Windows標準機能なので、余計なソフトを入れる必要がなくて、ちょうどいい

という事で、Windowsの回復ドライブは今回、ちょうどいい。

PCの復元

 裏蓋を閉じたThinkbook14に、先ほど作成した回復ドライブ用のUSBメモリを挿し、電源オン。
最初に国とか、入力方法とかを聞かれたあと、確か

「ドライブから回復する」→「ファイルの削除のみを行う」

の流れで進み、こんな感じになる。

Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 06 回復開始

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 06 回復開始

 流石にM.2 SSDなだけあって、ここから早かった。
下記は最低限必要なアプリを入れ、使いやすい様に整理した後のデスクトップ。
まだまだ、入れてないソフト等もあるが後は使いながらおいおい設定していく。

Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 07 Windows11デスクトップ

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 07 Windows11デスクトップ

SONYのVAIO S13

 赤い旧メインノートPC「SONY」製のVAIO S13
13.3インチ機だが14インチのThinkbook14とフットプリントはほぼ同等だ。 最近のノートPCの狭額ディスプレイのおかげだろう。

Lenovo Thinkbook14 Gen3 - 09 VAIO S13-サイズ比較

Lenovo Thinkbook14 Gen3 – 09 VAIO S13-サイズ比較

 2013年9月購入なので、約8年半になる。 当初は長男機としてデビューしたが、いつの間にか自分が使うようになった。
 真っ赤な筐体にCore i3 3120MのCPU。 今となっては非力な部類だが、13.3インチ1600×900液晶、Blu-rayドライブ搭載ながら1.7kg程と、なかなかなスペック。 今では13.3インチ-14インチのモバイル系のノートPC(どころか15.4インチのいわゆるA4ノートPCにも搭載されないモデルも増えてきた)に搭載されない光学ドライブ、しかもBlu-rayドライブを搭載したところがオツだが、残念ながらこのドライブの活躍シーンはほぼない。 どうりで、光学ドライブがどんどん外されていくわけだ。

 メモリは増設し4GB→8GBに、HDDはSSD(240GB)へ換装済みで、動画編集等の重い処理をやらないならば、通常使用(ネット、オフィス)等には支障ない。
購入当初はWindows8だったOSも、Windows8.1→Windows7と変遷を経て、今現在はWindows10アップグレードしていて最新のWindows Updateで更新されている。 残念ながらWindows11の動作要件から外れてしまったが、Microsoft公式のWindows10サポートもあと4,5年あるようなので、セキュリティ的にもしばらくは問題ない。

SONY VAIO S13

SONY VAIO S13


 ところどころ、傷や塗装剥がれもあるVAIOだが、SONY製にも関わらず故障が一度もない。(失礼か) なんとバッテリーも購入当初のままだが、大きな劣化はそれほど感じさせない。
 なんたって今は無き「SONY製」VAIO、これからも大事に付き合ってく。

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