録画機のUbuntu 20.04.3 lts が突然名前解決不可になった。
wget でファイルダウンロードしようとしたら、ホストの名前解決でエラーになっていた。
一昨日まで動作していたやつだ。
はて?
と思い、ターミナルからpingを打ってみるもダメ。
試しに yahoo.co.jpに打ってみたがダメ。
Windowsのコマンドプロンプトから同じホストにpingを打ってみると、これが通る。
同じDNSサーバーを見てるはずなのに。
って、事で原因は我がUbuntu側にあるらしい。
で、いろいろ調べてやってみてダメの中、
英語のサイトで、こちらを参照してやってみたら直った。
>> Fix: Temporary failure in name resolution
FIX手順
- system-resolve.service の無効化
$ sudo systemctl disable systemd-resolved.service
- サービスの停止
$ sudo systemctl stop systemd-resolved.service
- 設定ファイルの編集
念のため、元の設定ファイルを保存。$ sudo mv /etc/resolv.conf /etc/resolv.conf.org内容を下記(auひかりのDNSサーバー)に書き換え
$ cat /etc/resolv.conf
nameserver 210.196.3.183
nameserver 210.141.112.163 - 念のためpingで動作確認
$ ping -c 3 yahoo.co.jp
PING yahoo.co.jp (183.79.135.206) 56(84) bytes of data.
64 bytes from f1.top.vip.kks.yahoo.co.jp (183.79.135.206): icmp_seq=1 ttl=53 time=31.2 ms
64 bytes from f1.top.vip.kks.yahoo.co.jp (183.79.135.206): icmp_seq=2 ttl=53 time=32.3 ms
64 bytes from f1.top.vip.kks.yahoo.co.jp (183.79.135.206): icmp_seq=3 ttl=53 time=31.9 ms— yahoo.co.jp ping statistics —
3 packets transmitted, 3 received, 0% packet loss, time 2002ms
rtt min/avg/max/mdev = 31.195/31.789/32.285/0.450 ms動作ok
- system-resolve.service の有効化
$ sudo systemctl enable systemd-resolved.service
- サービスの開始
$ sudo systemctl start systemd-resolved.service
原因は良く分かってないけど。 (-_-;
DHCPサーバーの変更
実はこの名前解決問題(実際はインターネットに接続できない問題)は、いくつかのDHCP接続のタブレット、スマホ、ノートPCでも頻繁に発生していた。
ただ、全ての機器というわけではなく、つながるヤツもあれば、つながらないヤツもあった。 つながらないのは特定の機器が多かったがUbuntuのサーバーが繋がらないというのは知らなかった。(というか四六時中サーバーに繋いでないから分からなくても当然だが)
その際はしばらくすると問題解消する場合もあるし、どうにもならない場合は試行錯誤の結果、大元のルーター(au提供のホームゲートウェイ)を再起動したら復旧する事がわかった。
# この時点でホームゲートウェイが怪しいが
そして、昨日の夜、寝る前にもタブレットがインターネットに繋がらない問題が発生した。
内部LANへのアクセスはOKなのだが、yahoo等の外界が見れない。
ふと思いつき、タブレットのDHCPを外し、適当な固定IPを振ってみた。
# DNSサーバーはgoogle提供の「8.8.8.8」にして。
無事繋がった。
て、事でauのホームゲートウェイが要因になってる可能性が高くなった。
ホームゲートウェイにDNSサーバーを指定すれば、直るのでは? と思ったがその設定画面を覗いてもDNSサーバーを指定する箇所は探せない。
ここは、DHCPサーバー機能を他の無線ルーターに任せる事にした。
我が家で稼働している無線ルーターはTP-LinkのArcher A10。(ブリッジとして動作)
auのホームゲートウェイとArcher A10では発売時期(製造時期?)が異なり、A10の方が5、6年(いやもっとか)は新しい。 いろんな機能を担っているホームゲートウェイの負担を減らすという意味でも(より高性能なCPU性能を積むであろう)A10にDHCPサーバーの機能を任せるというのは理にかなっている。(気がする。)
A10の方が設定する項目多いし、画面も見やすいし。
●DHCPサーバー変更の流れ
- auひかりのホームゲートウェイのDHCPサーバーを無効化
- TP-Link Archer A10 のDHCPサーバー機能を有効化
DNSサーバーは auひかりのDNSサーバーのIPを指定する
プライマリDNS:210.196.3.183
セカンダリDNS:210.141.112.163
タブレットやらスマホ等の接続・動作確認OK
後はしばらく運用してみる。
これでインターネット接続不可が解消すればいいが。