自鯖機（録画機）、Ubuntu Server 20.04 LTSへ

　2016年からUbuntu Server 16.04 LTSで運用してきた録画機のOSを20.04へ入れ替えた。

Ubuntu 20.04 LTS (Focal Fossa)

OS更新

　OSを入れなおすのは

1. 16.04LTSのサポート期限が 2021年と来年にせまっている。
2. 2020年4月リリースの20.04LTS、リリース当初にありがちな致命的なバグは潰されただろう
3. 元々、20.04が出たら入れ替えると決めてた。

　18.04LTSへdist-upgradeも考えないではなかったが、動いている環境でOS更新実行し、失敗したときのリスクを考えるとOS更新に踏み切れなかったし、16.04 → 20.04 への一足飛びのアップグレードは不可らしいので、どっちみちNGだ。 で、別のSSDを準備し、自鯖機のSSDだけ一時的に入れ替え、OSをインストール・各種セットアップするという道を選んだ訳だ。

　別SSDにOS入れ、環境整備には別の狙いもあった。 別の録画ソフトのお試しだ。 これまで epgrecUNAで快適で問題ない録画環境ではあったが、epgrecUNAの開発は既に止まっている。 世の中ではLinuxで動作する mirakurun + EPGStation、Chinachu等のソフトが各種ある。 その中でも今一番熱いと思える「mirakurun + EPGStation」を試してみたいと考えていた。

　で、OSを入れ替えて、最初に「mirakurun + EPGStation」の環境を構築した。 触った感触的にEPGStationのUIは、イマっぽい。 スマホでの操作を中心に考えられていて、悪くない。
　が、いろいろ触った後、epgrecUNAで再構築する事に決めた。 epgrecUNAは、少しだが自分で手を加えているところがあったりして、かゆいところに手が届く感じで、更に安定して稼働する事を知っている。 またPCを中心に操作するので、こちらの方がUI的にもしっくりくる。 （じじぃになって新しい事をするのが面倒というのもあるかもしれない。）

録画機変遷

　PCで録画を始めたのが、確かアナログ波の時でその時のカードは覚えてないが、Windows機での録画だった。 だけど、アナログ波という事もあり、あまり画質が良くない事に加え、なんか安定しないのでしばらくすると使わなくなった。

　しばらくして世の中にPT2なるボードがある事を知った。（PT1は知らなかった）
いわゆるTS抜きとか云われるヤツで、入れるのは少し面倒だったが入れた後は安定してて、しかも画質も良かった。 そして画質もそうだが1枚のカードで地デジどころかBS、そしてそれが2局も！（BS x2、地デジ x2）OKな事はこの上なく、喜んだ。
　しばらくWindowsで録画状況を楽しんだ後、なんとLinux機で動作する事を知った。 epgrecという有志の方が作られたソフトで、当初は日経Linuxかなんかの記事連動なソフトだった。（ように思う）
　ちょうど、我が家ではUbuntuで自鯖機を稼働させており、これは渡りに船的な感じだった。
Ubuntu 10.04LTS機にPT2を移植し、ネットの先人達の情報を元に稼働に成功！
PC上でネット(ローカルLAN)を介して録画予約ができること、録画が見れる感動はすごかった。

　そしてPT2の後継機PT3が発売されたので追加で購入。 しばらくPT2+PT3の2枚構成で運用しBS x4、地デジ x4 と全録とまではいかないが結構な録画環境が整った。 しかしPT2での録画がたまに失敗する事があり、PT3 が安価(￥9,980)で出てたので2枚目を購入。 PT2を外し、PT3の2枚構成で安定運用に入った。

　その後、いく度かのHW更新、OS更新があった。 そして現時点(2020.9)の最新録画自鯖機の構成が以下の通り。